10月13日に小海町社会福祉協議会とボランティアの方々のご協力をいただき、福祉体験学習を行いました。「福祉」のイメージを持ちづらいため、「ふだんの・くらしの・しあわせ」を実現させる営みだというわかりやすい表現を示していただき、体験が始まりました。車いす体験や、目や耳の不自由な人を想定した疑似的な体験を行いました。
さまざまな体験の中で、軍手をした状態で折り紙を行うものがありました。生徒たちは折り紙に興味を示し、夢中で取り組むのですが、軍手の厚みで複雑な作業ができず、やりたいのにうまくできない心理的な不自由さも体験しました。
今回の体験学習を通して生徒は、体が不自由な方の大変さが少しでも理解できたと思います。今後の人生の中で、今回学んだことが生かしてほしいと願っています。
障害を持った方を思いやることは大事です。しかし、過度なサポートで逆に不快感を与えてしまうケースもあると教えていただきました。本当のやさしさとは何なのか、生徒たちがそれ考え、自らの答えを出し、行動できることを祈っています。